「遺品整理を進めていたら、思いがけないものが出てきた」
遺品整理では、故人の知られざる一面や、家族も知らなかったものが見つかることがあります。驚きと同時に、どう対処すればいいか困ってしまうことも少なくありません。
慌てずに対応できるよう、ここではよく見つかるものと、その後の対処を、一般的なケースとして整理します。
見つかりやすいもの① タンスの奥から現金
一人暮らしの親の部屋を整理していたら、引き出しの奥から現金が束で出てくる。これはよくあるケースです。
例えば、新聞紙に包んで布で巻いた状態で、数えると100万円以上あった、という例もあります。家族も知らず、驚くと同時に「銀行に預けてくれていれば」と複雑な気持ちになることもありますね。
現金は相続財産に含まれます。ほかの遺産とあわせて法定相続人で分ける必要があり、金額によっては相続税の申告対象になることもあるので、税理士に相談すると安心です。見つけたらすぐに動かさず、写真で記録してから相続人全員に報告しましょう。
見つかりやすいもの② 知らなかった事実をうかがわせる手紙
手紙の束を整理していたら、これまで知らなかった事情をうかがわせる内容が出てくる。こうした相談もあります。
例えば、見知らぬ差出人からの手紙が見つかり、家族で戸籍を調べることにしたものの、結果的にそうした事実はなく、しばらく全員がもやもやした、という例です。
事実確認が必要なときは、戸籍謄本で調べられます。法定相続人の範囲に影響する可能性があるため、相続手続きの前に司法書士や弁護士に相談することをおすすめします。
見つかりやすいもの③ 価値のわからない骨董品
趣味で集めていたとは聞いていたが、整理してみるとかなりの量の骨董品・古美術品が出てくる。これもよくあります。
陶器や掛け軸など、素人目には価値がわかりにくいもの。まとめて引き取ってもらおうとしたところ、「一度査定を受けてから」と助言され、査定したら一部に思わぬ値がついた、という例もあります。
骨董品、美術品、古いカメラ、着物などは、処分前に専門業者の無料査定を受けることを強くおすすめします。素人目に価値がわからないものでも、数万〜数十万円になることがあります。
見つかりやすいもの④ エンディングノート
整理を進める中で、故人が生前にていねいに書き残したエンディングノートが見つかる。これは助けになるケースです。
通帳や保険証書の場所、葬儀の希望、家族への一言まで書かれていて、読みながら涙が出て手が止まる。それでも、そのノートのおかげで相続手続きがスムーズに進んだ、という例があります。
エンディングノートは、残された家族にとって大きな助けになります。ご自身の「もしも」に備えて、通帳・保険・葬儀の希望などを書き残しておくことは、家族への大切な贈り物になります。
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よくある質問
Q. 遺品整理中に現金が見つかったら、どうすればいいですか?
相続財産に含まれるので、相続人全員に報告し、遺産分割の対象として扱う必要があります。金額によっては相続税の申告が必要になることもあります。
Q. 価値がわからないものがあります。どうすれば?
骨董品・美術品・貴金属・着物などは、処分前に専門業者の無料査定を受けてください。遺品整理業者と買取業者が提携していることも多く、一括で対応してもらえる場合があります。
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まとめ
遺品整理で思わぬものが出てくるのは、珍しいことではありません。現金、貴重品、知らなかった事実。どれも、見つけた直後に慌てて動くより、一度立ち止まって記録を残し、必要に応じて専門家に相談することが大切です。


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