「実家の片付けと売却、どちらを先にすればよかったのか」
実家を相続して売ることになったとき、片付けと売却の順番で迷う方は多くいます。「片付けてから売る」と思い込んでいて、あとから「もっといい方法があった」と気づくケースも少なくありません。
無駄な出費や後悔を防げるよう、ここではよくある後悔のポイントを、一般的なケースとして整理します。
後悔しやすいこと① 売却に必要な書類まで捨ててしまう
売却を急いで早めに片付けたら、あとで必要な書類が見つからない。これはよくある失敗です。
例えば、古い書類を全部処分したあとに「売却手続きに境界確定の資料が要る」と言われ、測量をやり直して数十万円の追加費用がかかる、というケースです。
片付けを始める前に、不動産会社へ「売却に必要な書類は何か」を確認しておきましょう。権利証、測量図、固定資産税の納付書などは、捨てないよう気をつけてください。
後悔しやすいこと② 片付け前に査定を受けなかった
お金と時間をかけて片付けてから査定を受けたら、片付け前とほぼ同じ価格だった。これも残念なパターンです。
例えば、30万円かけて片付けてから査定したのに、「古い物件は現状のまま査定するので、片付けは価格に反映されない」と言われてがっかりする、という例です。
実家の売却では、片付け前に不動産査定を受けるのがおすすめです。「現況渡し(そのままの状態で売却)」ができる場合もあり、片付け費用をかけずに売れることがあります。
後悔しやすいこと③ 価値のある家具を捨ててしまう
古い家具や家電をまとめて処分したら、「残しておけば買い手がついたかも」と言われる。こうした例もあります。
古い食器棚や箪笥を処分したあと、不動産の担当者から「昭和の家具は海外の買い手に人気で、現状のままなら値がついたかもしれない」と言われ、損をした気持ちになる、というケースです。
古い家具・家電・骨董品は、処分前に専門業者の査定を受けてみてください。「古いから価値がない」とは限らず、思わぬ値がつくものもあります。
後悔しやすいこと④ 片付け費用の分担で揉める
売却前の片付け費用の負担をめぐって、兄弟間でトラブルになる。これも起きがちです。
例えば、一人が立て替えて「売却後に精算」と考えていたら、売却価格が予想より低く立て替え分を回収できず、「そんな話は聞いていない」と言われて揉める、という例です。
相続した実家の費用負担は、事前に相続人全員で合意しておくことが大切です。「売却後に精算」という口約束は、金額が変わったときに揉めるもとになります。書面(メッセージでも可)で合意内容を残しておきましょう。
実家の片付けを業者に相談するなら、まず複数社の見積もりを取ってみてください。
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よくある質問
Q. 実家売却では、片付けと査定どちらを先にすべきですか?
まず査定を受けるのがおすすめです。現況渡しができるか、片付けに費用をかける必要があるかを先に確認しておくと、無駄な出費を防げます。
Q. 実家の片付け費用は売却代金から出せますか?
売却代金から相続にかかった費用を差し引く処理は可能です(税務上の扱いは税理士に確認を)。ただし、費用負担の合意は事前に相続人全員で確認しておくことが大切です。
まとめ
実家の売却と片付けは、順番が肝心です。
「まず査定 → 必要な書類の確認 → 片付けの範囲を決める」という順で進めると、無駄な費用と後悔をぐっと減らせます。


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