「閉眼供養(魂抜き)は必要なのか、省いてもいいのか」
仏壇じまいを考えるとき、多くの方がこの疑問を持ちます。費用がかかること、宗教的な意味合いをどう捉えるか——判断に迷うのは当然です。この記事では、実際に閉眼供養を経験した方の声と、省いた方の声を両方お伝えします。
体験談① やってよかった。気持ちの区切りになった
迷いながらも閉眼供養を依頼し、それが大きな心の区切りになったというご相談です。
「費用が惜しいと思う気持ちもありましたが、お坊さんにお経をあげてもらったとき、自然と涙が出てきました。これで送り出せた、という感覚がありました。お金の問題ではなく、自分自身の気持ちのためにやってよかったと思っています」
学べること:閉眼供養は宗教的な儀式であると同時に、家族にとって「区切り」を作る機会でもあります。信仰の有無にかかわらず、「気持ちの整理」として意味を感じる方が多いのはそのためです。
体験談② 省いたら、ずっと気になり続けた
「形式的なことだから」と閉眼供養を省いて仏壇を処分したところ、後から気になり始めたというご相談です。
「お寺とのお付き合いもなかったし、費用もかかるし、と思って省きました。でも処分してから1年以上経った今も、何となく引っかかりがあります。たった数万円で気持ちが楽になれたなら、やっておけばよかったと思っています」
学べること:省いたこと自体が「正しい・正しくない」ではありません。ただ、後から気になる可能性がある方には、「やっておいて後悔することはほぼない」という点を覚えておいてください。
体験談③ 費用の交渉ができることを知らなかった
業者経由で僧侶を手配したところ、後から直接お寺に頼めばよかったと気づいたというご相談です。
「業者に『供養込みでお願いします』と伝えたら、セットで15万円になりました。後から知り合いに聞いたら、菩提寺に直接頼めばお布施3〜5万円が相場だと言われて。仲介手数料が相当含まれていたんだと思います」
学べること:業者経由で僧侶を手配すると仲介料が上乗せになることがあります。付き合いのあるお寺がある場合は直接相談し、ない場合は僧侶派遣サービスを別途利用する方が費用を抑えられます。
よくある質問
Q. 閉眼供養をしないで仏壇を処分してもいいですか?
法律上の問題はありません。ただし、後から気になる方が一定数いることも事実です。「やっておけばよかった」という後悔を避けたい場合は、費用をかけてでも行うことをおすすめします。
Q. 閉眼供養の費用相場はいくらですか?
お布施として3〜5万円が一般的な目安です。宗派やお寺によって異なります。業者経由の場合は仲介料が上乗せになることがあるため、直接お寺に相談する方が費用を抑えられます。
まとめ
閉眼供養は「やるべきかどうか」の正解はありません。ただ、「やって後悔した」という声はほとんど聞かれず、「省いて後悔した」という声の方が多いのは事実です。費用と気持ちのバランスで判断し、迷ったら行うことをおすすめします。
※本記事の体験談は、実際に寄せられるご相談のパターンをもとに再構成したものです。特定の個人の発言ではありません。


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