「費用を少しでも抑えたい」「業者に頼まなくても自分でできないか」
そんな気持ちで墓じまいを調べ始めた方も多いのではないでしょうか。
結論からいうと、一部は自分でできます。ただ、石材の撤去だけは業者に依頼する必要があります。
どこまでが自分でできて、どこからが業者必須なのかを、きちんと整理してお伝えします。
自分でできる作業
1. 書類の手続き一式
改葬許可申請に必要な書類の収集と提出は、すべて自分で対応できます。
お墓のある自治体の窓口へ電話一本かければ、必要書類を教えてもらえます。
書類の流れは大まかに以下のとおりです。
| 書類 | 対応先 |
|——|——–|
| 改葬許可申請書 | 市区町村の窓口で入手 |
| 埋葬証明書 | 現在のお寺・霊園に依頼 |
| 受け入れ証明書 | 新しい納骨先に依頼 |
この3種類を揃えて市区町村に提出すれば、改葬許可証が発行されます。
2. お墓の掃除・草取り
墓じまい工事の前後に行う清掃は、自分でできます。
思い出の場所をきれいにしておくことは、気持ちの整理にもなります。
3. 業者の見積もり・比較
複数の石材店に見積もりを依頼して比較する作業は、もちろん自分でできます。
ここを自分でやるかどうかで、費用が数万円単位で変わることがあります。
4. 新しい納骨先の探索と契約
永代供養墓・樹木葬などの受け入れ先を選ぶのも自分の作業です。
資料請求から見学、契約まで自分で進められます。
業者に任せるべき作業
石材の撤去・整地(これだけは必須)
お墓の石材を解体して撤去し、区画を更地にする作業は、専門の石材店でないとできません。
理由は2つあります。
ひとつ目は、霊園・寺院の規則です。
ほとんどの墓地では「区画を返還する際は、指定または承認された石材店に依頼すること」と定められています。
ふたつ目は、安全上の理由です。
墓石は重量物(数百キログラムになることも)で、専用の重機・工具がなければ安全に作業できません。
遺骨の取り出し
これは自分でできなくもないですが、多くの霊園・寺院では石材店立会いを求めています。
石材工事を依頼した業者がそのまま対応してくれることが一般的です。
「自分でやる」と費用はどのくらい変わる?
石材撤去工事の費用は、墓の大きさや立地によって異なりますが、一般的には以下が目安です。
| 作業 | 費用目安 |
|——|———|
| 石材撤去・整地(業者必須) | 10〜50万円 |
| 書類代行手数料(業者に依頼した場合) | 3〜10万円 |
| 書類手続き(自分でやる場合) | ほぼ0円(実費のみ) |
書類手続きを自分でやると、代行手数料の3〜10万円を節約できます。
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注意したいポイント
「自分でできる範囲」を広げすぎない
石材の一部を自分で動かそうとして、けがをするケースがあります。
重量物の取り扱いは危険ですので、石材に触れる作業はプロに任せてください。
自治体ごとに手続きが違う
申請書の書式は自治体によって異なります。
引っ越した場合や、遠方のお墓の場合は「現地の市区町村」に問い合わせる必要があります。
まとめ
墓じまいで自分でできる作業は、書類手続き・清掃・業者選びです。
石材撤去は専門業者への依頼が必要ですが、書類手続きを自分でやるだけで数万円の節約になります。
「全部一人でやらなければ」とは思わず、できる部分だけ自分でやる、という発想で進めるのがちょうどよいです。


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