【2026年版】実家が空き家になったらやるべきこと|管理・税金・リスクを整理

実家片付け

「親が施設に入ってから、実家が空き家になってしまった」

こういった状況は、今や珍しくありません。
全国の空き家数は増加し続けており、「どうしよう」と思いながら放置しているケースがとても多いです。

放置するリスクは思った以上に大きいので、早めに知っておきましょう。

空き家を放置するとどうなるか

固定資産税が最大6倍になる可能性がある

住宅が建っている土地には「住宅用地の特例」が適用されており、固定資産税が減額されています。
しかし、空き家が「特定空家」に指定されると、この特例が外れ、固定資産税が最大6倍に跳ね上がります。

2023年の空家等対策特別措置法の改正により、「管理不全空家」という新しいカテゴリが設けられ、さらに指定されやすくなっています。

特定空家に指定される条件

  • 建物が倒壊の危険がある状態
  • 衛生上有害な状態(ごみ・害虫・悪臭など)
  • 景観を著しく損なっている
  • 周辺の生活環境の保全上不適切な状態

「少し傷んでいる」程度でも、近隣からの通報が起点で調査が入ることがあります。

放置がもたらすリスク一覧

| リスク | 内容 |
|——–|——|
| 固定資産税の増加 | 最大6倍(特定空家指定後) |
| 管理費用の増加 | 雑草・害虫・外壁劣化への対応 |
| 不法侵入・犯罪リスク | 放火・不法居住 |
| 近隣トラブル | 草木が隣地に越境、外壁が落下など |
| 売却価格の低下 | 放置期間が長いほど価値が下がる |
| 相続登記義務の未完了 | 2024年4月から相続登記が義務化 |

相続登記の義務化(2024年4月〜)

2024年4月1日より、相続した不動産の登記が義務化されました。
知った日から3年以内に登記しないと、10万円以下の過料が科される場合があります。
実家を相続したままにしている場合は、早めに手続きをしてください。

空き家を維持するためにやるべきこと

最低限の管理

  • 月1回以上の換気(カビ・劣化防止)
  • 庭の草刈り・除草(年2〜3回)
  • 郵便物の回収(不在を示さないため)
  • 水道の水抜き(冬季、凍結対策)
  • 通電管理(電気を止めすぎない)

遠方に住んでいる場合、これらを自分でやるのは大変です。

空き家管理サービスを使う

全国に、空き家の管理を代行する業者(空き家管理サービス)があります。

| サービス内容 | 費用の目安(月額) |
|————|—————–|
| 見回り・報告のみ | 3,000〜1万円 |
| 換気・清掃・草刈り込み | 1〜3万円 |
| 全管理(修繕対応含む) | 2〜5万円 |

不動産会社・シルバー人材センター・専門業者などが提供しています。

空き家の活用方法

売却する

最もすっきりする方法です。
売却すれば管理の手間・費用・リスクがすべてなくなります。
「空き家のまま売れるか?」という疑問がありますが、現状渡しで売ることは可能です。

賃貸に出す

月収が得られますが、入居者管理・修繕対応が必要です。
古い建物は耐震基準を満たしていない場合もあり、リフォームが必要になることがあります。

解体して更地にする

建物を解体して土地だけにすると、売却しやすくなる場合があります。
ただし、住宅用地の特例が外れるため固定資産税は上がります。

空き家バンクに登録する

自治体の「空き家バンク」に登録すると、移住希望者とのマッチングができます。
古民家を安く買いたい・借りたいという需要は一定数あります。

まとめ

実家が空き家になったら、まず「売る・貸す・管理し続ける」のどれかを早めに決めることが大切です。

放置は固定資産税・管理費・リスクの三重の負担につながります。
相続登記の義務化も踏まえて、早めに動き始めてください。

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